これからの季節にできる処理

ドライソープ
汗のかいた商品が多くなります。
ドライ商品に関しても汗抜きドライがおすすめです。
石油系では「W・クリーンCA₋SP」パーク用ソープでは「MC-PT」が該当致します。
どちらも水分をソープに配合し、水溶性汚れを除去致します。
水分による縮み、シワ、色なきにも対応していますので安全です。

水洗い商品における前処理
お勧めなのが「MC-スカット」です。
えりの黄変、わきの黄変にはハケで塗り、また、範囲が広い場合にはスプレー処理してから
水洗いして下さい。
非常に頑固で落ちそうにない場合は「MC-スカット」9に対して過酸化水素1を配合し
10分放置後水洗いして下さい。
ただ、染色の弱いものは避けて下さい。

全体漂白
全体漂白では、漂白助剤の性能によって大きく変わります。
最強の漂白は、「Q-パワーアップ」と過酸化水素の組合せです。
色が安心で漂白するのに適しています。
また、オシャレ着の全体漂白は、「Q-パワーアップN」と過酸化水素の組合せ
また、「MC-スキットQ」単独の漂白処理です。
中性で漂白が行えるので安心です。

シミ抜き(黄変処理)では「テトラ」「ラストカット」の処理で行います。
それでも取れない場合は、「シミナックスα」と過酸化水素漂白処理をお勧め致します。
蒸気処理、放置処理の方法で試して下さい。
また、最近いただくことが多いのが、瞬間接着剤の除去、消毒剤
ハイターなど塩素脱色による変色といった事故に関する質問です。

瞬間接着剤はジメチルホルムアミドで除去しますが、取り方を間違うとなかなか取れません。
ジメチルホルムアミドに洗剤を入れておき、樹脂がとけた時に乳化して流すことが大切です。

また、シミ抜き台で処理すると色はげが起こります。
従って樹脂のついたところにしみこませ、軽くもんでいくと溶解します。
そのあと水道の蛇口で水を流して除去して下さい。
ジメチルをもむ場合、肌の弱い人はゴム手袋をして下さい。
塩素による脱色は赤くなることが多いです。
いずれ色かけで直す必要がありますが、色を薄くしないと無理な場合が多いです。
この場合、ハイドロサルファイトを水にとかしたものをぬりドライヤーで乾かすと
除去に赤い色から薄いオレンジ色になります。
地色はハイドロ、ドライヤーではほとんど変色しません。それから色修正を行って下さい。