各種ウエット用洗剤の製品紹介

今後のクリーニングを考えると家庭では出来ないシミ抜きオシャレ着の水洗い技術を高めていく事が大切になってくるように思います。

一般的水洗いに使用する石鹸主体の「MC-ビビットS」やウエット用洗剤としては、「アクア・MC」、「アクア・フィニ」、「アクア・アルティメット」、「MC‐マジカル」があります。

下の比較表のとおり、品物の種類により使い分けできるようにしています。

大きく分けると、ウール・カシミヤなどソフトな風合のものには「アクア・MC
麻・背広など張りを必要とするものは「アクア・フィニ
汚れのひどいものに対しては洗浄力のある「アクア・アルティメット」が良いです。

また、「MC‐マジカル」は色が出そうなもの、革が部分使いされているもの
フードに毛皮がついているものなど、革や毛皮が硬くならず洗えます。

アクア・アルティメットを用いた黄変のきつい衣類の洗い》
30℃程度の湯に「アクア・アルティメット」を0.1%を入れ、10分程度漬け込み
押し洗いをします。これで全体の汚れを除去します。残った黄変は全体漂白を行います。

温度40℃程度に「アクア・アルティメット」を0.1%、「MC‐スキットQ」0.2%を入れ
20分程漬け込みます。
(「MC‐スキットQ」は中性の漂白剤でおしゃれ着の漬け込みに最適です)
これでも黄変がある場合は、30℃~40℃のお湯に「ラストカット」0.2%を入れた
ところに10分程漬け込み濯いで終了。
ウール・シルク等の黄変は漂白ではそれ程きれいにならない場合が多いですが
ラストカット」(酸性処理)により黄変が水に溶けるのできれいになります。

MC‐マジカル」は染料の種類に関係なく色を止める力があります。

シルク・ウール・綿などイオン性のある染料に対しては効果を示すものはあります。
インディゴ・分散染料など通常では色の出るものは多くありましたが「MC‐マジカル」で
テストしたところ色が止まりました(ただし原理的には分からない部分もあります)。

MC‐マジカル」を用いて色の出やすいものを洗いますが汚れのひどい物に対しては
どうしても前処理が必要なものがあります。この場合、「K‐1」、「トリオ」、「テトラ」などで
処理して水で濯いで下さい。

濯がないと前処理の洗剤がけっこう残り「MC‐マジカル」の特性が十分発揮できない場合が
あります。
そこで「MC‐マジカル」を前処理として使えるのか検討してみました。

まず、マジカル原液を水で5倍希釈、10倍希釈しシミ抜き効果をテストしてみました。
するとボールペン・醤油・ソースなどもほとんど落ちることが確認できました。

この結果から「MC‐マジカル」で洗浄を行う場合、前処理として5~10倍に水で
薄め流さずにそのまま洗えることが分かりました。

以下に「アクア四兄弟」の洗剤、比較をまとめましたのでご覧ください。

又ウエットで使用する全体漂白「Q-パワーアップ」、「Q-パワーアップN」「MC-スキットQ」を
合わせて紹介致します。
Q-パワーアップ」は過酸化水素と併用するアルカリタイプです。
Q-パワーアップN」は過酸化水素と併用する中性タイプ。
MC-スキットQ」は単独で使用する中性漂白剤です。