洗濯表示の変更により、水洗いではウエットの技術が重要になってきます。
ウエット洗いでは、洗剤の性能により大きく影響するようになります。
そこで実績のあるアクア・MCを主体とする洗いについて紹介いたします。

暑い季節に着用した衣類には水洗いを必要とする品物が多く、エリ汚れ・脇の黄変・全体的な汗汚れで
汗臭くなったものも増えてくる。水で洗う品物を区別して考えれば水洗機で回せるものと、いわゆる「おしゃれ着洗い」として回せないものがある。主にドライクリーニング指定表示の衣類を水で洗う際に安心して洗える条件としては・・・
①風合いを損なわない
②色がでない
③縮まない
以上の3点が必須条件。そして、洗い・乾燥までの工程で繊維が最も影響を受けるのは、洗いにおける洗剤の力と考えられる。そこでウエット洗剤に求められる性能は、繊維の表面に保護膜を作り繊維を守りながら洗い傷めない事。ウエット用洗剤「アクア・MC」は、そのような機能を備えた洗剤だ。水洗いをして縮んだという事例がよくあるが、アクア・MCで洗い直して脱水した後、手で伸ばすか乾かしたあと蒸気で伸ばせばすぐに直すことができる。
これはウール・レーヨン・綿等あらゆる繊維でも可能(仕上剤 MC-ウエットソフトでも可能)。アクア・MCを用いた場合の洗い方は、押し洗い程度が目安。ワッシャーならば2回スイングする程度。時間は3分(ドライよりも水洗いは汚れが出るのが遅くなる。)水温は20℃~30℃。
20℃以下では洗浄力が少し足りない アクア・MCの欠点としてシリコンジミが発生する事があるが、繊維保護皮膜形成の効果が強いため、汚れがひどい商品や化繊系統で起こりやすい。その原因は水に浸けた時、浸透性に差が出るため汚れの部分が早く濡れるので濃くなってしまう。対処法としては、衣類投入時に水に早く浸かるように手で沈める。また、礼服や化繊系統の目のつまった品物を洗う場合、水で濡らした後、ウエット洗剤に浸けこむ方法がある。もし、シミがあってもプレスしていなければ、乾いた後にドライクリーニングですれば除去することができる。ウエットクリーニングでも水洗機で回せる商品にはMC-ビビッドS(石鹸洗剤)を用いる。ワキガ、体臭、汗の臭いがきついものには助剤「こじろう」を併用すると高い効果が得られる。暑い時期に集まった水溶性汚れのきつい商品が多く集まった場合、洗いのラインをシステム化しなければ点数がこなせない事になる。
そこで弊社が提案するウエットシステムの概要をご紹介します。

工程1
前処理として、エリ・そで部分の油性処理、ペンキ・ボールペン・インク・血液・墨の汚れはシミ抜きをする。漂白処理は行わない。

工程2
ウエット洗浄としてアクア・MC又はMC-ビビッドSで洗う。

工程3
②で汚れが取れれば、終了。黄変などが残っていれば全体漂白を行う。全体漂白を行う場合、白物または染色堅ろう度が強いものはQ-パワーアップ(アルカリ助剤)と過酸化水素の組合せ、色柄物はQ-パワーアップN(中性タイプ)と過酸化水素またはMC-スキットQ(中性過硫酸タイプ)の組合せで行う。

工程4
全体漂白した後でもシミが残った場合はシミ抜きを行う。全体的に黄変が残っている場合はラストカットにより浸け込みを行う。

 

◆製品の詳細な使用方法などは、使用説明書をご覧ください。