水洗い、ウェット用の洗剤の使い方について
一般水洗いとして、「MC-ビビットS」は、
石鹸を主体とする洗剤で、カッター・ポロシャツなど水洗いに対して使用できます。
特長として
①、洗浄力がすぐれている。
②、肌触りが良く、アトピーの人にも非常に効果があります。
③、漂白剤の組合せにより漂白効果が高い。
④、陰干ししても衣類が臭わない。
これはタンパクの除去性が高く菌の繁殖を抑える効果と思われます。
ウエット用洗剤としては、「アクア・MC」、「アクア・フィニ」、「アクア・アルティメット」、「MC‐マジカル」があります。
比較表のとおり、品物の種類により使い分けできるようにしています。
大きく分けると
ウール・カシミヤなどソフトな風合のものには「アクア・MC」
麻・背広など張りを必要とするものは「アクア・フィニ」
汚れのひどいものに対しては洗浄力のある「アクア・アルティメット」が良いです。
また、「MC‐マジカル」は色が出そうなもの、革が部分使いされているもの
フードに毛皮がついているものなど、革や毛皮が硬くならず洗えます。
《アクア・アルティメットを用いた黄変のきつい衣類の洗い》
30℃程度の湯に「アクア・アルティメット」を0・1%を入れ10分程度漬け込み、押し洗いをします。
これで全体の汚れを除去します。残った黄変は全体漂白を行います。
温度40℃程度に「アクア・アルティメット」を0・1%、「MC‐スキットQ」0・2%を入れ20分程漬け込みます
(「MC‐スキットQ」は中性の漂白剤でおしゃれ着の漬け込みに最適です)
これでも黄変がある場合は、常温で「ラストカット」0・2%を入れた水に10分程漬け込み、濯いで終了。
ウール・シルク等の黄変は漂白ではそれ程きれいにならない場合が多いですが「ラストカット」(酸性処理)により黄変が水に溶けるのできれいになります。
「MC‐マジカル」は染料の種類に関係なく色を止める力があります。
シルク・ウール・綿などイオン性のある染料に対しては効果を示すものはあります。
インディゴ・分散染料など通常では色の出るものは多くありましたが「MC‐マジカル」でテストしたところ色が止まりました(ただし原理的には分からない部分もあります)。
「MC‐マジカル」を用いて色の出やすいものを洗いますが汚れのひどい物に対しては、どうしても前処理が必要なものがあります。
この場合、「K‐1」、「トリオ」、「テトラ」などで処理して水で濯いで下さい。
濯がないと前処理の洗剤がけっこう残り「MC‐マジカル」の特性が十分発揮できない場合があります。
そこで「MC‐マジカル」を前処理として使えるのか検討してみました。
まず、マジカル原液を水で5倍希釈、10倍希釈しシミ抜き効果をテストしてみました。するとボールペン・醤油・ソースなどもほとんど落ちることが確認できました。
この結果から「MC‐マジカル」で洗浄を行う場合、前処理として5~10倍に水で薄め流さずにそのまま洗えることが分かりました。
以下に「アクア四兄弟」の洗剤、比較をまとめましたのでご覧ください。