新ドライクリーニング洗浄システム=W・クリーン洗浄のご案内

今までなぜ水溶性の汚れを落とすことができなかったか?

下記などの原因が考えられます。

1.ソープ中に水分が存在しないと水溶性の汚れは落ちない。
2. ソープ中の水分量と汚れの除去量は比例する。
3.ソープ中に水分が可溶化していない場合には、縮みや色泣きの原因となる。
4.ソープ中に可溶化できる水分量に限界がある。

W・クリーン洗浄の必要性

①W・クリーン洗浄システムの理論的な考え方

ドライクリーニングにおいて水溶性のよごれの除去は難しいと考えられていたが、適切な量の水分をソープに可溶化させることで安全に水溶性の汚れの除去を可能としました。
また、ソープのイオン性やその他の特性に合わせて前処理剤や仕上加工剤を同時開発し、低コストかつ高品質を同時に実現する画期的な石油系洗浄システムです。

②システムの特徴(使用薬剤と特徴)

◎面倒な前処理ではなく、汚れに対してスプレーするだけの前処理剤
MC-スポットPW(W・クリーン/MC-PT専用前処理剤)

◎水分30%含有の高抱水能ソープ
W・クリーンⅡ(アニオン系石油用ソープ:水含有)
W・クリーンⅡ(WO)(アニオン系石油用ソープ:水ナシ)
W・クリーンCA-AP(カチオン系石油ソープ、抗菌剤・防カビ剤・リント防止剤配合
MC-セレクションB(カチオン系高級石油ソープ、抗菌剤配合)

◎仕上げ性と風合いを維持し、ソープの洗浄性を阻害しない特殊加工剤
MC-コートSO( 滑り・柔軟性を与える石油用加工剤、特殊シリコン配合)

③洗浄工程

1.バッチ(無循環)洗浄(3分程度)
ドラム内に規定量のバッチ用ソープを投入し、バッチ(無循環)洗浄を行う事により、
高濃度ソープで汚れを溶剤中に溶解させる。
2.オーバーフロー(循環)洗浄(4分程度)
溶解中に溶解した汚れをオーバーフローする事により、汚れをすすぎだし
フィルターに吸着させるとともに、衣類に付着しているソープ濃度を下げる。
また、加工剤を衣類全体になじませる。
3.脱液(5分)
衣類に吸われている溶剤を回収することが目的であり、絞りシワを作らせない為にも
時間を長く設定しないように注意する。

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●使用薬剤
W・クリーンⅡ(アニオン系石油用ソープ:水含有)
W・クリーンⅡ(WO)(アニオン系石油用ソープ:水ナシ)
W・クリーンCA-AP(カチオン系石油ソープ、抗菌剤・防カビ剤・リント防止剤配合)
防虫剤配合W・クリーンCA-AP(防虫加工用、水溶性汚れを除去するカチオン系
石油ソープ、抗菌剤・防カビ剤・リント防止剤配合)
MC-セレクションB (カチオン系高級石油ソープ、抗菌剤配合)
防虫剤配合MC-セレクションB(全品防虫加工する為に防虫剤を配合した
カチオン系ソープ、抗菌剤配合)
MC-スポットPW(W・クリーン/MC-PT専用前処理剤)
MC-コートSO( 滑り・柔軟性を与える石油用加工剤、特殊シリコン配合)
MC-PT(水溶性汚れを除去するカチオン系パーク用ソープ、抗菌剤・防カビ剤配合)
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