助剤とシミ抜き剤 商品の特長と使用方法

助剤    ::  MC-アシストL ・ こじろう

しみ抜き剤 ::  ブラットール   ・ クイック酵素 ・ テトラ ・ シミナックスα

 


MC-アシストL」は、リモネンを50%配合した助剤です。
普通はリモネン配合洗剤として販売されていますが、リモネンの配合は1%~2%程度です。主にカッター、リネン用洗剤の添加剤として少量添加するだけで油性汚れがアップします。価格も低価格なので安心してご使用できます。

 

こじろう」は、用途が広く、わきがの臭い、獣臭、油性汚れ、タンパク汚れに対して強力です。例えば、料理屋さんの白衣につく魚臭、油汚れもかなり効果があり、通常の洗剤に少し添加するだけで効果があります。

 

ブラットール」と「クイック酵素」は、血液、タンパク系のシミ抜き剤です。
一般に血液、タンパク処理は熱をかけると硬化、高分子化してしまい取れにくくなります。常温そのままで分解するのが一番いいと思われます。例えば血液の場合、鉄分の溶解とタンパクの分解を同時に熱をかけずに処理します。「ブラットール」は鉄分の分解、「クイック酵素」はタンパクの分解です。特に古い血液の場合、処理したあと10倍にうすめた過酸化水素をぬって下さい。一瞬で泡が出て分解し色が消えていきます。

 

テトラ」は、ボールペン、移染、油汚れ、タンパク汚れ、全て安全に除去できるシミ抜き剤です。特にタンパクで残ったあと「ラストカット」(酸性処理)で処理すれば効果的です。

 

シミナックスα」は、ほぼ中性で過酸化水素の組合せで漂白処理を行います。通常は、「シミナックスα」と過酸化水素(35%)を1:1に混ぜ水で倍希釈し蒸気で漂白処理をします。最近では、「シミナックスα」と過酸化水素を9:1に混ぜ、筆で塗るか、範囲の広い場合はスプレーでかけ自然放置で行っています。黄変はもとよりカビ、毛染めに対して非常に効果的です。

極端な例を挙げて説明すると、カビだらけの着物、ひどい黄変のもの、これでスプレー処理すると、ほとんど消えていきます。残った部分は重ね塗りして下さい。あとの処理は着物をハンガーアップしたまま園芸用のシャワーで流し、そのまま自然乾燥し終了です。シワもほとんどなく型崩れもありません。但し、青色、ピンクなどの着物で漂白処理すると色が飛びますので色かけ技術が必要です。通常の衣類ではほとんど問題ありません。