春の繁忙期に備えて、各種ドライ用ソープの特徴について

春の繁忙期に備えて各種ドライ用クリーニングでの水溶性汚れの
除去に対する考え方と、製品の特長を紹介します。

■「W・クリーン洗浄システムの考え方」
ドライクリーニングでは水溶性汚れの除去は難しいと考えられていたが
適切な量の水分をソープに可溶化させる事で安全な除去を可能にした。
水溶性汚れを落とすにはバッチ洗浄において洗剤濃度及び水分濃度を
上げる必要がある。一方、ベースタンクの水分はなるべく少ない方が良く
通常のフィルター交換及び新液追加時には水を含まないソープが望ましい。
洗い時間は、バッチ洗い3分、すすぎ5分、脱液5分を基準としている。
汗などの水溶性汚れは洗浄力を高めてバッチ洗いを行なうため
ドライクリーニングだけで取り除くことができる。
さらに、あらゆる石油溶剤に対しても高い溶解性を持ち、べとつき感がないため
水洗いをしたようになる。抗菌剤配合により抗菌・消臭効果もある。

■各製品の特長
MC‐セレクションB」は、水を含有していない基本ソープ。
フィルター交換・ベースタンクへの添加に適する。
ドライクリーニングは循環式のため溶剤の液管理が重要となる。
色・酸価・フィルター圧を見ながら対処することが大切。
ドライ機中の脂肪酸の臭いの発生には「MC‐ドライキャッチャー」が有効。

W・クリーンCA-SP」は、ソープ中に水を配合し、水溶性の洗浄力を
向上させる石油用ソープ。
通常洗いと『爽快洗い』をバッチ洗い時のソープ添加量を変えるだけで
使い分けられる。
投入量は、通常洗いでは10㎏機で10~15㏄
『爽快洗い』で70㏄をドラムに添加しバッチ洗いをする。
W・クリーンCA-SPはノン石油コンク品なので添加量は少ない)

アニオン系ソープとしては、水を含有しない「W・クリーンⅡ(WO)」と
水を30%含有する「W・クリーンⅡ」がある。
特長は、アニオン系ソープの欠点となる風合い・帯電防止機能をクリアした
ソープということ。
使用方法はカチオン系ソープと同様なのでそれを参考にする。

M C – コートS O 」は、ベースタンク投入タイプの添加剤。
ドライクリーニングの品質における他店との差別化・品質の
グレードアップに繋がる。
色物を鮮やかな色合いに回復し、アイロン滑りがよくなり作業効率を高める。
ソープを選ばず使用が可能で、品質のグレードアップに貢献する。
標準使用量は溶剤量に対して0・05%~0・1%。
初期添加時はドライ機内の全溶剤量に対し0・05%~0・1%ベースタンクに添加。
新液追加時には蒸留時の追加溶剤量に対し標準使用時と同様に添加する。
好みの濃度に調整して使用可能で、フィルターには吸着しない。
(※使用後は密栓すること)

松井化学の商品では、抗菌・防カビ剤配合
バクタック- Lホワイト(水系)
バクタック-Dホワイト(石油系)
フロン・シリコン溶剤に対しては
バクタック- DホワイトAR」を用意しています。