~ 「色かけ50色セット」 ・ 「顔料セット」 ~

色かけの基本的な考え方
シミ抜きは、どうしても脱色・変色がつきまとう。
さらに保管中の日焼け・変色・家庭用薬剤による脱色など色々なケースがある。
色かけをするにあたり重要な点は次の4つが挙げられる。

①色かけを行う場所 陽の光が当たる場所が良い。暗い場所で行なうと、
明るい場所で見るのと全然色が合っていないことが多く、
色ムラも生じる。狭いシミ抜き台で色かけを行う場合は
最大でも1㎝以下の色かけしか出来ない。
②色かけを行う方法 筆・ミニスプレー・綿棒(太さにより使い分ける)などで使い分ける。筆は色かけ部分が小さい場合に適合する。筆は毛筆のように濡らした時、先が広がらず細かい方がよい。広がるものはきわの修正がやりにくい。ミニスプレー(細かい霧状になるのが望ましい)は大きく脱色した時に、中心から色かけする時に便利である。綿棒は筋状に抜けたもの、ダウン等のきわ塗りに役立つ。筆は染料が布地に流れにじみやすいが綿棒は染料がとどまり余分に流れにくいのでにじまない。
③色の合わせ方  濃すぎると見た目が黒くなって分かりづらく、淡過ぎても分かりにくいため、透明カップを使う。
50色セットで、近い色をとって比較し、適度な色を少しずつ入れて調整する。染料と顔料は抜けた色の差によって使い分けをする。色の差が激しい場合は顔料を使う(ただし、ベージュ系統は鮮やかになりすぎるため、染料も用いる。)
④繊維による色かけ薬剤の使用方法

 

最近修正した実施例

<テンセルの色ぬけ>
年に3~4着は直していて、始めは修正に2~3日かかっていましたが、今では3時間程で
修正しています。テンセルなので染料で修正を行います。まず、色かけ50色セットで地色
を20倍に薄め50ccほど全体にキャニオンスプレーでかけ乾かします。それを3回程度
かけ乾かしたあと、同色の濃いもの3倍程度に水で薄めたものを筆で塗って終了(同色なので
丁寧に塗らなくてもよい。)
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<漂白でむらむらになった衣類の修正>
青が脱色し全体に赤くむらむらになっいます。これくらい変色が激しいと染料では時間がかかりすぎて
修正できないので顔料を用います。地色は紺ですが、紺をかけると赤い部分の色は修正できません。
まずスカイブルーとアクリルシリコンを配合して赤い部分にエアブラシで赤みが消えるまでスプレー
(赤と青が混ざり紺色になります)し、そのあと地色の紺とアクリルシリコンを混ぜたものをスプレー
して色むらがないようにスプレーする。終了すれば乾燥機で60℃で一時間程定着する。
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