黄変の取り方・墨の落とし方・色の出そうな衣類の洗浄方法など
■黄変の取り方
「テトラ」で処理が残れば「ラストカット」で処理。それでも残れば、シミナックスαと過水1:1を水で5倍にうすめ、筆・綿棒でぬり15分~30分放置。残れば「ラストカット」で処理。脇の黄変で範囲が広い場合はスプレー処理をする。部分的に残れば「ラストカット」で処理。
シミのある部分は取れてしまうと分からなくなるので仮テープで目印ししておく。
■墨のおとし方
墨はカーボンにゼラチンを混合したもので まずはゼラチンを酵素又は軽く漂白(シミナックスαに過水を少し入れたもの)すると効果が上がる。ぬった後は綿棒などで軽くたたき浸透させると良い。その後 墨おとしで処理する。際の輪どりが動くまで処理する。その後、水で処理。残った時はシミ抜きガンの溶剤で少し圧力をかけて処理すると飛んでいく場合がある(ガンのノズルをしぼる場合は繊維の強度を注意して行う)。とれにくい場合は「K-1」と「墨おとし」を交互に使用して薄くしていく。
薄い生地の場合は裏面から除去する。裏面も取らないと黒ずみが残る。
■色の出そうな衣類の洗浄
ブランド物のプリント・一部革使いの商品・ジーンズ・ゆかた・ハッピ等色の出そうな商品に対しては「MC-マジカル」が有効です。ただ100%安心出来るわけではないので、一分程度は確認して下さい。風合いも革も硬くならず衣類もソフトに仕上ります。
インド綿・シルクの実例