全体の黄ばみのシミも簡単全体漂白

全体の黄ばみ…取っていますか?

シルクのブラウスの脇の黄変や、全体の黄ばみ・・・・
あなたのクリーニング店では、キチンと取れていますか?
店舗のスタッフや外交さんが、自信をもって「うちは、シミ抜きは、上手ですから・・・」と言っていますか?
また、お客さんから「ありがとう」って、感謝していただいていますか?
全体漂白は、高度な技術が必要だから・・・・・・・
パートスタッフに任せているから・・・・・・・・・
ウエットすると縮みが心配だから・・・・・・・・・
などと尻込みしている あ・な・た! 実は簡単に、浴中での浸け込みで漂白する方法があります!
それを、名づけて「アクアQシステム」といいます。

アクアQシステムとは・・・

アクアQシステムは、一般的に難しいとされる高度なテクニック(漂白、移染処理等)を誰でも簡単に、安全に、スピーディにできるように、クリーニングの現場で生まれた仕組みです!経験の浅い方やパートスタッフでも、全体の黄ばみ、シルクの脇のげんこつ大の黄変のシミ、ズボンのおしっこのシミなど、簡単に処理できるようになりました。アクアQシステムは、「アクア・MC」という薬品を使用します。

*クリーニング工場で受注する99.9%以上の衣類に、アクアQシステムは対応できますが、水につけただけで色がムチャクチャ出るような不良品には、対応できない場合があります

アクア・MCは、ドライ衣料を水洗いする際のトラブルから衣類を守る、極めて安心して使える薬剤です。

 

アクア・MCは、髪の毛のリンスイン・シャンプーのように、洗ってすすぐだけでビックリするくらいキレイになります。おまけに、衣類の縮みは水洗いの中では最小で手間も最小限です。 風合いは最高で「トリートメント加工」ができるというすぐれものです!

「アクアQシステム」は、アクア・MCの性能をもっとフルに使って、従来のドライ衣料を水洗いするだけでなく、全体漂白、移染処理など、さまざまな洗いに幅広く使用できるようにしたものです。やり方は簡単で、洗って・すすぐ簡単な手順で、全体の黄ばみ、脇の黄変のシミなどが除去できます。アクアQシステムは、クリーニングの現場で生まれたので、簡単、手早く、安全で、一番クリーニングの現状にあった仕組です。

アクアQシステム 使用方法/使用薬剤

step1

アクアQシステムで油性の汚れを除去したい場合は 専用前処理剤スポットQを使用します。

衣類にシツコイ油汚れやシミがある場合は、さすがにアクア・MCでも落ちません!このような場合は、アクアQシステム専用前処理剤 スポットQを使用します。

スポットQについて


スポットQ

すすぎが早く、漂白効果が向上する働きもあります。

特 徴
●アクアQシステムでの油分除去を目的とした専用前 処理剤
●擦らなくてもスプレーするだけで除去できます
●すすぎが早く、漂白効果を向上する働きもあります

成 分
カチオン系乳化剤 /リモネン  キレート剤/水

性状
概 観  淡黄色液体
荷 姿  4㎏ポリ容器

 

スポットQのご購入は

スポットQの使用方法

スポットQの原液を霧吹きや電磁ガンに入れ汚れ部分にスプレーし、アクアQシステムで洗浄します。ゴシゴシ擦る必用は、ありません。その後、衣類を浴中に浸け込みます。スポットQはリモネン(オレンジオイル)が入ってるため、電磁ガン等で大量に使う場合は、ムセたりすることがあります。

その場合は・・・
① キリが粗いタイプの霧吹きを使う。
② 電磁ガンで使用の時はスカートを付け、シミ部分につけ、薬剤が舞わないようにする。
*スカートを取り付けた場合は、衣類に近づけて使用します
③ 刷毛やブラシなどを使用する。

この場合は量が多くなるので、水で倍ぐらいに薄めて使用します。

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step2

アクア・MCを使用した簡単にできる全体漂白(復元加工)方法

全体の黄バミや黄変のシミ等のある衣類は、アクアQ全体漂白の洗浄を行います。黄ばみのシミは、漂白処理を行わないと除去できません!

【家庭洗濯機の水の量を40ℓを目安にした事例】

洗い 水40リットル アクア・MC 80cc 過酸化水素 100~300cc 温度 40~50℃
濯ぎ 水40リットル クエン酸 温度 常温

1回すすぎでOKです。衣類の汚れ具合に合わせて、過酸化水素の量により漂白力を調整して下さい

量の目安
300cc →  強い漂白
200cc →  中程度の漂白
100cc →  弱い漂白

さらに漂白力を上げたい場合は…

さらに漂白力を上げたい時は、「Q-パワーアップN」を使用します。「Q-パワーアップN」 は、粉末で、過酸化水素の働きを安全な中性で効果的に上げる専用助剤です。より安全に、アルカリにせずに過水をパワーアップします!

Q-パワーアップN (中性)

成 分  無機炭酸塩  キレート剤

性 状
概 観  無色粒状粉末
荷 姿  4㎏パッキングケース

Q-パワーアップNのご購入はこちら

 

*「Q-パワーアップN」を入れると過酸化水素だけの時より高い漂白力が得られます。
*使用量の目安は、0.2% (40ℓの水でで80㏄)
*中性なので安全(移染等が起こりにくい)で、シッカリした漂白力が得られます。
*「Q-パワアップN」を使用すると、基本的に過水の量は、中程度で十分です。

過水にアルカリ足したもので漂白すれば、確かに良く取れます。しかし、それだと、色泣き、移染、脱色、脆化など、注意点が出てくるのです。
これを、安全サイドで、手軽でスピーディーに、誰でもできる! と考えて作ったのがアクアQシステムです。これが、最大のポイントなのです!

Qーパワーアップシリーズには、アルカリ性の「Q-パワーアップ」もありますが、色が流れやすくなります。色泣き、移染、脱色、脆化などに注意して下さい。衣類の見極めに自信がない場合は、「Q-パワーアップN」を使用してください。

Q-パワーアップ (アルカリ性)

成 分  無機炭酸塩  キレート剤

性 状
概 観  無色粒状粉末
荷 姿  4㎏パッキングケース

Q-パワーアップのご購入はこちら

 

*少ない使用量で漂白力をアップします
*使用量の目安は、0.1% (40ℓの水でで40㏄)ph8~9 *アルカリなので色が流れやすくなりますので注意が必要です
アルカリが高いほど漂白力は上がり、色もアルカリが高いほど出やすくなります。温度も高くすればするほど漂白力は上がります。(40℃より50℃の方が高くなる)

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step3

それでも落ちない黄変のシミは、過水+アンモニアでのスプレー漂白を行います

アクアQ スプレー漂白

アクアQ全体漂白で取れない、シツコイ黄変のシミは スプレー漂白で処理します。

スプレー漂白で用意するもの
① 過酸化水素(35%)
② アンモニア水(28%)
③ ハンドスプレー 100円均一などで販売している「小さなハンドスプレー」を用意すると便利です。

【スプレー漂白剤の作り方】

過酸化水素(35%)を水で20倍に薄め、アンモニア水を5,6滴入れます。アンモニアを入れるのは、過水を反応させて消す意味も含まれます。アンモニアを入れると、過水が反応し、漂白効果は約半日でなくなりますので作り置きはできません。

地色などの見極めができる方は、過水の濃度を濃くして使用してください。過水の濃度を濃くすると漂白力は上がりますが脱色などが起こりやすくなりますので注意が必要です

スプレー漂白の使用方法

① アクアQシステム洗浄、脱水後に落ちないキツイ黄変のシミ部分に乾燥前(濡れた状態)にサッサッとスプレーします。手にスプレー液が付着すると、ヒリヒリするので手袋を着用してスプレーして下さい
② そのまま放置、もしくは立体乾燥機などで乾燥します。 スプレー漂白は、中和還元する必要はありません。輪ジミができなければ、すすぎも不要です。スプレーするのは、筆を使うより、輪ジミが少なくなるからです。非常に小さいシミ(1~2ミリ)なら、筆や綿棒で塗ります。
アクアQシステムで取れないシツコイ黄変のシミは、脱水の後です。(濡れた状態で)特にシツコイ黄変のシミは、この処理を2,3回繰り返します。

 

アクアQシステム工程